コンセプト

スピードの時代と言われるようになって久しいです。
次から次へと新しいものや考え方が生まれ、あっという間に日常の中へ
浸透しています。それは、技術革新だけにとどまらず、
子供達の生き方にも大きな影響を与えているのです。
教育においても、ゆとり教育という言葉がもう死語になっています。
立ち止まっていては、置いてきぼりにされ、急き立てられながら
自分自身で考える時間も与えられないまま、流されて行ってしまう時代です。
今後更に目まぐるしく変化を続ける社会の中で、子供達が自分らしく
輝きながら生き抜いていくために必要なことは、次にあげる５点だと考えます。

１知識より技術や考え方を身につけること

２自分の特性や能力に気づき、それを高めること

３アイディアや発想を豊かにする体験活動を大切にすること

４同士と関わり合いながら、自分を高めていくこと

５好きなことを将来につなげていくこと

D.Schoolは、
自分自身を発見する場所になります。

学校教育においても、上にあげた５点が重要視されています。以前のように、知識の詰込みによる暗記型授業や教師による一方的な講義式授業はなくなりつつあります。一人に一台のタブレット・パソコンなどを用いて個別最適な学習を目指しています。

　ただ、教員の多忙化解消に向けて、今まで学校が担っていた部分を家庭や地域に戻そうという流れに拍車が掛かっています。例えば、小学校のクラブ活動や中学校の部活動などは、学校外の活動になっていきます。また学校行事や特別活動の時間なども縮小されています。今後、学校教育が行うことは、欧米のように科目の学習だけになっていくでしょう。

一方、今社会が求めている人材についての考え方も大きな転換期を迎えます。数年前まで言われていた学歴社会や年功序列などという言葉は、影を潜めてきています。オールマイティーではなくエキスパートな人材がこれからの社会では大きな力を持って来るのです。そして「お金を儲けたい」「偉くなりたい」は後から付いてくるもので、いちばん大切なことは「好きである」ことです。自分が好きなこと、得意なことを見つけて、それを将来の仕事にできることこそが、これからの時代を生きていく子供達にとっては幸せな人生を歩む必要条件になるのです。

そこで、これからのスクールの新たな形を提案します。学校教育が担えなくなってきた自分の好きなことを見つけ、好きなことをとことん突き詰めることのできる場所を創ります。子供達の将来に向けて、間口を広げることよりも狭めることのほうが重要な時代になってきました「とにかく勉強をしていい大学に入る」ことよりも、自分の特性にあった好きなことを見つけ、そのことを仕事にする時代なのです。好きだということ以上に強いものはありません。どんな時代が来ようと、本当に好きなことが見つかった子供は、流されることなく、自分の力で生き抜いていけるはずです。

D.Schoolは、自分自身を発見する場所になります。多種多様な講座を体験する中で、自分の特性に気づき、見つけ出した好きなことを思いっきりやれるスクールです。また、好きなことが同じ仲間に出会うことによって。交友範囲が広がり、子供達のコミュニティーが出来上がっていきます。そして、仲間とふれあいながら切磋琢磨しあえるキャリア教育の場を提供します。さらに、講師陣もプロフェッショナルな精鋭を集め、技能だけではなく、一流として前面で活躍するための、人としての生き方を背で示しながら子供達の心も育んでいきます。